未経験からでも挑戦可能！独学で叶えるネイリストへの道

何から始めたら良いのか分からない

独学のハードルとなる原因として大きいのが、学ぶべきノウハウを自分で選択する必要があることです。

現在の日本では、インターネット上で検索をすれば大抵の情報は無料で手に入ります。

しかし、全体像が見えていない状態では「何が分からないのか分からない」のが普通です。

情報の検索も同じで、膨大な情報を自分の判断で取捨選択し、“適切な内容を適切な順番で学ぶ”というは実際かなり難しいことと言えます。

正しい順序で一歩ずつ着実に学びを進めることが、目標地点への最短距離です。

情報のつまみ食いになりやすい

トレンドの影響を強く受けるネイル業界では、常に知識のアップデートが必要で、世界中のネイリストが日々最新情報を発信しています。

Youtubeやtiktokなどのトレンドを反映するプラットフォームは、様々なスキルと出会える意味ではとても便利ですが、まだ手を出すべきではない応用スキルが目につきやすい環境ともいえます。

その結果、基本的な技術の習得が済んでいない状態にも関わらず目移りしてしまい、不完全なスキルが身についた状態に陥りやすいのです。

可愛いアートやデザインを見ると、「アレが流行ってるのかな？」「まずはコレが出来るようになりたい！」って思っちゃうかも…

表面上は美しく見えても、「実際に施術をしたらすぐに外れてしまった…」という悩みは、基礎が固まっていない状態で応用スキルに手を出した場合によく見られます。

自分の知識と技術に自信が持てない

独学がネイルスクールと最も違うポイントは、正しい・間違っているの基準を示してくれる先生が居ないことです。

ネイルのような技術職では、“感覚的に習得する必要があるスキルが多い”という特徴があります。

本や動画で学んだだけではプロスポーツ選手になれないのと同じで、ネイルも実際に手を動かして感覚を養うことが大切だよ！

お金を頂くためにはある程度の自信が必要ですから、真面目に学んでいる人ほど「これで大丈夫！できているよ！」というお墨付きが欲しくなるものです。

自分の知識と技術が正しいかどうかを客観的に判断するのは難しいので、フィードバックをくれる先生的な存在を見つけたり、実際にモデルさんに施術して経過を見るなどの行動を起こすことで、自分のスキルに自信を持つための材料を集めましょう。

どこまで学べばいいのか分からない

ネイルスクールでは、目的別にゴールを設定したコースが用意されていることが多いです。

目的によって必要なスキルは違うため、目標達成への最短距離を歩めるように無駄を省いたカリキュラムが組まれているのです。

この場合、カリキュラムの修了＝ひとまずのゴールとなります。

独学の場合は、自分の目標に合ったカリキュラムを自分で組み立てる必要があります。

全くの初心者が、自分に必要な情報を取捨選択するのは難しいため、「本当にこれで大丈夫？まだ足りないのではないか…」という不安に襲われがちです。

学ぶべき内容が体系的にまとめられていて、手順やゴールが明確になっているカリキュラムを入手することができれば、独学の成功率はグッと高まります。

モチベーションが続かない

独学に挫折する原因のNo.1は、モチベーションが続かないことです。

ネイルスクールでは、先生からフィードバックをもらったり、志を共にする仲間と切磋琢磨することで、下がりかけたモチベーションを強制的に上げる効果が期待できます。

しかし、独学の場合は自分との戦いです。

モチベーションに左右されることなく、日々淡々と学びを積み上げる精神力が問われます。

人間だもの、「今日は疲れたからお休みしちゃお～」って日もあるよね…

やる気やモチベーションに頼った取り組みには限界があります。

自分が守れるスケジュールを立て、スケジュールに沿ってコツコツと学習を進めることが何よりも大切です。

体系化された教材で学ぶ

最も大切なのは、体系化された教材で学ぶことです。

目的地に到達するためには、自分の現在地とゴール地点の差を正しく認識していなければいけません。

例えば、家から近所のコンビニに行くのか、日本からアメリカに行くのかでは、移動方法や用意する荷物も変わってくるからです。

「資格を取得したのにプロになれていない」のは、アメリカを目指して飛行機に乗ったのに、何故かブラジルについてしまった…みたいなことだよ。

乗るべき飛行機（学ぶべき内容）が間違っていたんだね。

ステップごとに体系化されたカリキュラムは、目的地までの道筋を正確に表したマップのようなものです。

どんな内容をどんな順番で学ぶべきなのかを示してくれるマップを見ながら取り組むことで、なりたい未来に辿り着くための最短距離を進むことが出来ます。

メンターを見つける

次に確保したいのが、メンター（指導者・助言者）の存在です。

これはカリキュラムを提供している人でも良いですし、身近にプロのネイリストが居ればその方を頼っても構いません。

独学での学習を進めていると、正解・不正解の判断に迷ったり、気付かないうちに間違った方向に進んでいる場合があります。

そんな時、マップ通りに進めているかを客観的に判断し、正しい方向に導いてくれる人がいることは、モチベーションを保つ上でも大きな助けとなります。

SNS発信をしている人だと、フォロワーからの質問を募集している場合も多いよ。
頼れるメンターが見つからない時は、思い切って声をかけてみても良いね！

スケジュールを立てる

カリキュラムとメンターが揃ったら、自分のペースで取り組むためのスケジュールを立てましょう。

ここで大切なのは、自分を過信しないことです。

学習を始めた当初はテンションが上がっているので、厳しめな目標を設定しがちです。

しかし私達は人間ですから、疲れていたり、やる気が出なかったり、「めんどくさい」と感じるタイミングは絶対に訪れます。

そんな時、「今日はいいや」とサボってしまうのか、「これだけはやる」と決めて淡々とこなすのかで、半年・1年後には埋められないほどの大きな差が生まれるのです。

「具合が悪くても頑張ればできる」くらいのレベルに抑えるのがポイントだよ！

また、目標の細分化をするのも効果的です。

例えば、“ジェルネイルをマスターする”という大きな目標だと、今この時点でするべきことが分かり辛く、動けなくなってしまいます。

しかし、“甘皮を押し上げる練習をする”という小さな目標であれば、具体的なので取り組みやすく感じるのではないでしょうか？

何度も言いますが、独学は自分との戦いです。

学習を続けられるように自分自身を上手くコントロールすることが、独学から目標達成への1番のコツとなります。